算出方法
KabuFactsはすべての数値を公開資料と公的統計から算出しています。このページでは、その方法をサイトでの使用順に説明します。
各データの鮮度
下の日付は、このページの作成に使ったデータファイルから読み取っています。定時の自動更新はまだなく、取得は人が実行するため、更新の頻度は現状の実績を記しています。
| データ | 出典 | 更新の頻度(現状) | 現在のデータの日付 |
|---|---|---|---|
| 週次参照終値 | Yahoo!ファイナンス(1社につき週1本の終値) | 週1回、手作業。金曜終値を土曜に取得 | |
| EDINET開示書類一覧 | EDINET(金融庁) | 手作業、通常は毎日。日本時間で締まった日のみ | |
| IR日程(決算発表・説明会・株主総会) | 各社のIRカレンダーページ | 手作業。少なくとも週次号の前日の金曜 | |
| 財務データ(10年系列・指標) | EDINETの有価証券報告書 | 各社の有価証券報告書の提出後 | (最も古いもの:) |
対象100社の選定
対象は日経225採用銘柄のうち時価総額(株価×発行済株式数)の上位90社と、追加の最大10社です。時価総額は、EDINETの発行済株式数に週次の参照終値を掛けて求めます。
追加の枠は、上位90社で手薄なテーマに割り当てます。同順位は証券コードの若い順に決めます。
日経225の定期見直しなどで対象から外れた企業も、その旨を記してページを残します。削除や検索からの除外はしません。
テーマの判定
企業がテーマに入る条件は2つのどちらかです。事業セグメント名にテーマのキーワードを含むか、最新の有報(有価証券報告書)の「事業の内容」にキーワードが一定回数以上出てくることです。
数えるのは「事業の内容」だけで、「経営方針」や有報全体は対象外です。基準は3回です。それで対象100社内の該当が2社未満になるテーマに限り、基準を1回に下げます。
対象100社内で2社未満のテーマはページを作りません。テーマの各タグには根拠として、セグメント名か、キーワードの出現回数・抜粋・EDINET文書IDを示します。
「資本コスト・PBR改善」テーマだけはキーワードではなくデータで判定します。PBR1倍割れ(株価が1株当たり純資産を下回る状態)の企業が該当し、東京証券取引所が上場会社への要請で示した基準に沿っています。
10年分の系列
1件の有報には5年分の要約しかないため、1社につき直近の有報と約5年前の有報の2件を結合します。同じ年度の数値が0.5%を超えて食い違う場合は、その旨を注記して残します。
決算期の変更で生じた9ヵ月などの変則期間は、注記を付けてグラフに表示します。値の補完はしません。9ヵ月分と12ヵ月分を比べると成長率がゆがむため、年平均成長率の計算からは除外します。
計算式
すべての指標はEDINETの開示資料と週次の参照終値から算出しています。会社自身の開示値であるものは、一覧にその旨を記しました。
- 時価総額=最新の発行済株式数×週次参照終値。自己株式は差し引いていません。
- PBR=週次参照終値÷最新の1株当たり純資産(BPS)
- PER(実績)=週次参照終値÷最新の1株当たり利益(EPS)。EPSがプラスの場合のみ算出します。
- 配当利回り(実績)=最新の1株当たり配当(実績)÷週次参照終値
- ROEと自己資本比率は、会社の開示値をそのまま表示します。
- レバレッジ=(1÷自己資本比率)−1で、負債÷自己資本に等しくなります。自己資本比率から導いた値で、開示された負債額ではありません。
- 配当の連続期数は、直近の期から遡って減配のない期数と、増配(配当を前期より増やすこと)の期数を数えます。減配、データの欠け、決算期変更のいずれかで数え終えます。
会社予想は使わないため、予想PERや予想配当利回りは表示しません。有報の要約表に有利子負債の項目がないため、ネットキャッシュも表示しません。
株価
株価は1社につき週1回の終値(参照終値)を2026年10月5日から記録しています。ボラティリティ、最大下落率、52週レンジ、モメンタムのように長い株価履歴が必要な指標は、必要な週数がそろってから表示します。
創刊号には比べる前週がなかったため、「前週からの変化」は2週目のデータから始まります。
スクリーン
EDINETの開示資料と週次参照終値だけで作るスクリーンは7つです。低PBR、バリュー、配当利回り、配当実績、自社株買い(会社が自社の株式を買い戻すこと)、TOBの届出、大量保有報告です。
該当が0社のスクリーンは公開しません。例外はバリュー・スクリーンで、ルールを示したうえで該当なしと記します。
当初の計画にあった3つのスクリーンは、日次の株価履歴が必要なため作っていません。信用倍率、52週安値クオリティ、年初来のバリュエーションです。
並べ替えのスクリーンは、数値のある全企業を値の高い順に並べます。指標が会計に合わない銀行・保険は除きます。
届出と提出者
自己株券買付状況報告書・大量保有報告書・公開買付届出書は、EDINETから過去12か月分を集めています。自己株券買付状況報告書は株数と金額をタグ付けしていないため、報告書ごとの文書IDを載せています。
提出者は届出どおりの名称で載せます。公表された出典がない限り、物言う株主(経営に意見や提案をする株主)などの呼び方はしません。
データ品質バッジ
企業ページに表示する小さなバッジで、それぞれ用語集の該当項目にリンクしています。
- 特殊要因:配当性向が100%を超えるか、PER(実績)が3未満の場合に表示します。どちらも指標の通常の意味をゆがめます。
- 銀行の資本(CET1ではない):TOPIX-17の銀行業に表示します。自己資本比率は会計上の数値で、規制上の資本比率(CET1)ではありません。
- 株式持ち合い:商社・卸売と鉄鋼・非鉄に表示します。持ち合い株式が自己資本に影響しやすい業種です。
- 予想PER・リース会計(貸主)・自己株式除くベース・自己株式の消却予定なしは、企業ごとに算出できるデータがそろうまでの予約項目です。推測では付けません。
訂正
誤りが見つかった場合は該当ページを訂正し、項目の末尾に訂正日と訂正内容(誤→正)を記載します。訂正の記録は削除しません。
発行済みの週次号の誤りはその号で訂正し、次号にも掲載します。